名称 | 一夜官女祭 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(俗称) | ・ | ||||||||||||||||||||||||||||||
神社 | 住吉神社 | ||||||||||||||||||||||||||||||
斎行日時 | 2月20日 | ||||||||||||||||||||||||||||||
内容 | 2月20日(もとは正月20日)の祭礼当日、氏子の中から選ばれた7人の少女が、7台の夏越桶に分納した特殊神饌を神前に供進します。 これを「一夜官女」「一時上﨟(ろう)」といい、かつては厳重な宮座制度により、この神事がとりおこなわれてきました。 この宮座は文化5年(1805)の「御供一件記」によると、老若二座(24人)で組織され、毎年祭礼の少し前に當矢一軒・上﨟家七軒・年行司他諸役を決めます。 當矢は神事の為の宿であり、上﨟家は七人の官女と侍を出し、年行司(前年の當矢)は行事の監督と世話役です。 「一夜官女」はこの日一日だけ神に仕える役で少女が扮し、総ての役が決まると當矢で宮座衆により古来より決まった神饌を調製していました。 この宮座も昭和の初めに廃止、新たに33人の宮座講が組織されましたが、これも昭和25年に解散、現在は氏子総代が古式を継承し調整(神饌調整中は女人禁制)しています。 神饌の内容は白蒸し・鏡餅・小餅・串柿・大根煮・白菜煮・小豆煮・豆腐白味噌煮の他、鯉(二枚おろし)・鮒(生のまま)・鯰(白味噌煮)の川魚が添えられます。 元禄15年(1702)に作られた檜製の楕円形曲げ物桶七台は神社にて保存中で、現在は昭和57年に複製された桶7台に上記神饌を入れ、曲げ物桶の中央に「龍の首」、周囲には「御花(オハナ)」という紅白の御幣が立て並べられています。 これら7台の桶と少女は神前に供えられます。 |
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