大麻暦奉製始祭(1月上旬) 大宮司以下神職と関係職員が参列して厳粛に執り行われます。今年に奉製※される第一号の「お伊勢さま」※に御璽※を押す儀式が行われ、1年間の奉製作業の安全と全国津々浦々に滞りなく頒かつことが出来るように祈願します。 ※奉製…「作ること」の尊敬語。 ※お伊勢さま…伊勢神宮のお神札のことを「神宮大麻」と言い、「お伊勢さま」とも言う。 ※御璽…皇大神宮(内宮)の印章。 |
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大麻用材伐始祭(4月中旬) 宇治橋に程近い祭場にて、お伊勢さまの元となる木材が無事に調達できるよう、また作業の無事を祈願する祭儀です。工匠が斧を3回振り下ろして木を伐る所作を行う「伐始の儀」が行われます。 |
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奉製の心得 いかに清浄に美しく奉製するかということ。奉製に従事する者(奉製員)は、身を清め(潔斎)、白の作業衣に着替え、内宮・外宮を遥拝し、清々しい気持ちで奉製作業を行います。 奉製手順
※和紙…楮を原料とし、地下50メートルから汲み上げた宮川の伏流水で、煮る、水に晒すなどの工程を経て作られます。 宮川は全国有数の清流の一つで、伊勢神宮と俗界との境界。この川で禊をしてから参拝する習わしがある。 ※宮号…その神の性質や格式を示す呼び名。 ※大和糊…デンプン糊のこと。 ※神宮司庁…伊勢神宮に関する事務を行なう所。 |
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大麻修祓式(大体、毎週1回) 奉製された「お伊勢さま」は、大麻修祓所に運ばれます。前夜から参籠※している神職により、神饌※をお供えして祝詞と大祓詞を奏上し、奉製されたお伊勢さまを祓い清めます。 このように全国のご家庭でおまつりされる「お伊勢さま」は厳重にお祓いして奉製されています。 その後、全国の神社庁へ届けられますが、「お伊勢さま」を納める段ボール箱工場や運送会社のトラック等の修祓式も執り行われます。 ※参籠…一定の期間、神社の中で昼夜をかけ心身を清め祈願すること。 ※神饌…神様に献上するお食事のこと。 |
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神宮大麻暦頒布始祭(9月17日) 奉製されたお伊勢さまを全国の神社庁や神社に頒布※するお祭りをします。お祭りでは、御代の悠久※はもとより、この祭りを通して全国の家々で「お伊勢さま」のお光を仰ぐくことが出来るようにと、祝詞が奏上されます。 ※頒布…広く配って行き渡らせること。 ※御代の悠久…天皇陛下を頂く我が国が、果てしなく変わらず続くこと。 |
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大麻暦奉製終了祭(12月下旬) 一年の奉製作業が無事に行なわれたことを奉告します。 | |
神宮大麻暦頒布終了祭(3月5日) 全国各地で行われたお伊勢さまの頒布が終了したことを奉告します。 |